高校受験に失敗した人に向けて
こんにちは。5年間塾講師をやっている大人めがねです。
僕は高校受験に失敗した人間です。
公立高校の受験に失敗し、すべりどめの私立高校に通っていました。
今となっては高校受験の失敗はさほど大きな失敗ではないと笑って言えますが、当時はかなり落ち込みました。
なので、同じような境遇の人に少しでも力になれたらと思い、この記事を書きます。
大学受験を考えるなら高校受験の失敗はそこまで大きな失敗ではない
僕が高校受験にむけて勉強をしていたとき、僕の世界は学校と塾という小さなものでした。
塾ではみんなが受験の為に勉強をし、講師たちも常に葉っぱをかけます。そんな環境にいたためか
「高校受験に失敗したらどうしよう。変な高校に行ったらその分、大学受験でも失敗する可能性が高いはず。それに塾に通わせてもらっているのに受験失敗したら親に申し訳ない。」
そんなことを考えていました。
まぁ無理もありません。塾に通っているとみんながこぞって偏差値の高い高校を目指しています。誰も「まぁこの辺の高校でいいかな」なんて妥協している人はいません。少しでも偏差値の高い高校に行こうと考えていますし、実際に努力しています。
「偏差値の高い高校に行かなければ」という考えが自然になってしまうと、高校受験に失敗したときに大きな挫折を感じます。あたかももう人生が失敗してしまったかのように錯覚してしまいます。酷いときは夢を諦める人もいるかもしれません。ですがその考えは間違いだと断言できます
突然ですが、偏差値の高い高校に行くと何が良いのだと思いますか?
それは「同じレベルの生徒が集まるため、切磋琢磨し合える」「偏差値の高い高校には良い教師が多い」「○○高校に通っているというプライドが身につく」といった点でしょう。
あいつよりいい点数を取りたい、あいつも頑張ってるから俺も頑張らなきゃ、こんな風に切磋琢磨し合える仲間がいると、自然と学力はついていきます。良い教師から教わればその分早く効率よく学ぶことが出来ますし、プライドが高ければ今の現状に満足することなく、さらに自分を高める努力をしますよね?
こういった点が偏差値の高い高校のよいところだと思います。
でもこれって単に勉強するための環境が良いってだけなんですよね。環境が良くたって勉強しないやつはしませんし、環境が悪くても勉強するやつはします。だから高校受験の失敗は大学受験の面から考えるとそこまで大きな問題ではないんです。
「1つの学問を身につけるためには1000時間必要」だと言われています。ということは例えば国立大学をめざすとすると、受験には5科目必要なので、勉強時間は5000時間必要です。
3年間で5000時間なので、1日あたり4~5時間程度勉強すれば東大でも京大でも受かるということですね。
つまりどんな高校であろうとも、なんなら高校に行っていなくてもこれだけ勉強すればどんな大学にもいけるということです。もちろん目安でしかありませんが、それでも努力し続けることが大切ということはわかりますよね。
*ちなみに慶応や早稲田、私立医学部などを狙っている人は3科目で良いため、1日2~3時間の勉強で済みます。
このことをしっかりと頭において毎日コツコツ勉強すれば、高校受験の失敗はたいした問題にはなりません。むしろ失敗したという経験から、「努力しなければ」という意識が芽生えればその失敗はプラスであったといえるでしょう。
周りがどんなに遊んでいても、漫画やカラオケの誘惑に負けそうになっても、意思を強くもち、勉強を積み重ねていけばどんな大学にも入学することが出来ます。
だから高校受験に失敗したからって悩まないでください、諦めないでください。あなたの人生にとって高校受験は青春の1ページ程度のことなんですから。
シェアしていただけると励みになります!!