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なぜ僕が「応用化学」を選んだのか?応用化学科のメリットとは何か?

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こんにちは。おとなメガネです。

現在社会人として働いていますが、振り返えると大学の専攻というのは人生を左右する選択だったと感じています。

大学の専攻によって就職先の職種は限定されてきますし、勉強内容によって自身の興味も変わるでしょう。

なのでこの記事では「なぜ私が応用化学を専攻したのか?」を紹介したいと思います。

現在専攻に悩んでいる人がいたら、参考にしていただければと思います。



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応用科学科とは?何をやる学科なの?

私は工学部の応用化学科に所属していました。

ん?応用化学って何やるのかって?

応用化学というのは「現在ある化学的な技術や理論をどうやって日常生活に応用してくのか?」ということを考える学科です。

例えばiPS細胞を例にあげると、iPS細胞を開発するのは主に理学部の人たち。

細胞の仕組みってどうなっているのか?

細胞はが再生するメカニズムはどんなメカニズムなのか?

そういった学問を突き詰め、iPS細胞が生まれました。

ここまでが理学部が活躍する領域です。


そして開発されたiPS細胞をどうやって医療現場で使うか?それを考えるのが工学部の応用化学科や応用生物科の人達です。

*山中教授は開発から応用まで自分でやっていますが・・・


通常はこのような関係が理学部と工学部の関係です。

応用化学を選んだ理由の前に

さてさて、本題です。では「なぜ私が応用化学科」を選んだのか?


それは「将来的な選択肢が多い学科だから」です。

なぜ将来的な選択肢が多い学科を選んだのか?それをお話しするには私の夢を話す必要があります。

私はもともと医学部に行きたかったんです。

医学部に入って、その後医者になって、数年か数十年は日本で色々な経験を積む。その後は国境無き医師団に入るかWTOに入って海外でバリバリ活躍したい・・・

そんな夢を持っていました。


国立大学に行くには二つのテストを受ける必要があります。

一つはセンター試験。

センター試験は基礎的な問題が多く、国立の医学部となると八割以上、出来れば八割五分以上あるのが望ましいんです。

そしてセンター試験が終わると、次は二次試験という大学独自の問題を扱うテストがありますね。

通常、二次試験はセンター試験よりも問題の難易度は高いんです。

私はそんなに賢い人間ではありません。

だからセンター試験で良い点数を取り、何とか優位に立ちたいと思っていましたが・・・優位に立つどころか僕はセンター試験でどうあがいても医学部には入れない点数を取ってしまいました。


うぅぅ。当時は絶望をした。浪人までしたのに・・・

努力が無駄になったとは思いませんが、「完全に医者になるという夢は消えた」と感じました。

さて、そんな状況だったため、どこの学部に行くべきか?どこの学科に行くべきか?全く検討がつきませんでした。


そもそも医学部以外の学部のことはあんまり調べていませんでしたし、全く興味もありません。

だからどの専攻が何をしているのか?どんな勉強をするのか?知らなかったんです。

なのでとにかくネットで色々な大学を調べ、どんな学科があって何をしているのかを徹底的に調べました。

でも調べても調べてもなかなかしっくり来ません。

そもそも大学でやりたいことがありませんし・・・・

そんな途方にくれていた時、高校三年のときの担任の先生から電話がかかってきました。

このとき、僕は恐らく人生でもっとも長く教師と会話しました。1,2時間という時間ではありません。(電話代いくらかかったんだろうか?笑)

学校に行っていたときでも数時間1対1で話をする機会なんてそんなにないですよね。

このときの元担任には今でも頭が上がりません・・・・

さて、私はこの電話があったから応用化学科を選択したんですよ。

そしてここからが本題です。

では僕がなぜ理系に進んだのか?そしてその中でもなぜ応用化学科を選択したのか??その理由を書いていきます。

僕が応用化学を選んだ理由

まず、理系か文系かどちらが良いか?迷っている人に聞かれたとしたら私は断然「理系」が良いと答えます。

それはもし本当にやりたいことが見つかった時、理系の方が融通が利くからです。

大学では転部と呼ばれる学部を移動することができる制度があります。(工学部→法学部のような)。

だからもし自分に合わない学部に入ってしまったり、他の学部に興味が出てきたら学部を変えることができます。

そんなとき理系から文系に行くことは出来ても、その逆は難しいんです。

理系科目はとにかく専門的な内容が多い学問です。

そのため、大学一年生からある程度専門的な授業を受けます。

大学二年の授業は大学一年生の授業の続き的なものも多いですし、大学三年生になればかなり専門性が高くなります。

なので二年生や三年生になってから理系に転部するのはまず無理です。

一方で、理系→文系への転部は意外としやすいです。

もちろん、文系の授業の中にも専門性が高くかつ基礎的な内容を知らないと理解できないものもあります。

しかし、理系ほどつながりが強くはありません。

そのため、迷うのであればまずは理系を選択しましょう。



また、就活でも理系の方が間口は圧倒的に広いんです。

文系でないとできない職種はほぼ無いと言っていいでしょう。

一方、理系の人間しかできない職種というものは数多く存在します。

エンジニアや研究者がその代表ですよね。

だから「興味のある学科がない人」や「理系か文系を迷っている」という人は絶対に理系の方がいいですよ。

特に僕のようにやりたいことが分からない人にとっては。

なぜ理学部よりも工学部を選んだのか?

工学部は理学部よりも幅広く学問を学ぶことができます。

私は大学で有機化学や無機化学だけでなく、電気化学、化学工学、触媒化学、生化学など様々な分野を学びました。

理学部は工学部より深く勉強学ぶため、幅広くは学びません。

理学部はその分野に特化した人間になれるんです。


工学部は浅く広く、理学部は狭く深く、学問を学ぶということです。

なのでやりたいことが無い人は幅広く学べる工学部を選択すべきです。

幅広く学問に触れ、自分の興味がどこに向くか探る。それができるのが工学部なんです。


また、就活でも工学部の方が有利です。


理学部は「理を追求する」ことに力を注いでいます。

だから企業からすれば「それはどんな利益に繋がるの?」と疑問に思うんです。

もちろん偉大な発明は理を追求する理学部から生まれることが多いでしょう。

ですが企業は理の追求よりも目先の利益が大切です。

利益がなければ企業は存続できないんですから。

なので理学部の人の方が就活は不利になりがちです。

私の理学部の友人達は教員になったり、学問を究めるために教授を目指したりっていう人が多いです。


一方工学部というのは「理論を世の中にどうやって世の中に応用していくか?」という点に力を注ぎます


研究結果がそのまま製品に直結するんです。

だから企業からすれば利益を生み出す人間に見えますよね。

そういった点もあり、一般的に言えば工学部の方が就職は有利です。あくまで一般的に言えばですが。

なので私は工学部を選択いたしました。

では最後に、なぜ私は化学(応用化学)を選択したのか?をお話いたします。
*一般的に工学部に所属する化学科は応用科学科という名前になります。

生物、物理、化学で言えば化学が一番就職しやすい

私は応用科学科を専攻した理由は、単に一番就活に有利だからです。

繰り返しになりますが、私はやりたいことが全くありませんでした。

なので専攻した瞬間に将来がある程度決まってしまう薬学部や建築学科を専攻する気はありませんでした。

そうなると自然と「生物」か「物理」か「化学」に絞られてきます。

それに生物や物理、化学は何を学ぶのかをイメージしやすいですしね。

ちなみに数学科を選択する気はありませんでした。

というのも数学科はダントツで就職しにくい学科だからです。

数学+コンピューター系であれば最強なんですが、純粋な理論のみの数学科は教師になるか教授になるかしか選択肢は無いといっても過言ではありません。

なので数学科という選択肢は外しました。


さて、では「生物」「物理」「化学」の三つの中でどれが一番良いんでしょうか?


まず「物理」についてです。

物理は基本的には理学部が多いんです。

物理は応用するよりも究める学科ですからね。

なので工学部に物理学科があっても、学ぶことは理学部的な内容になってしまいます。

次に生物についてです。

生物はこれからどんどん注目を浴びていく学問だと思います。

予想ですが20年後には生物が活発に応用され始め、そこら中で生物学が利用される日が来るでしょう。

しかし、それはあくまでかなり先の将来です。

現状ではまだ生物系の就職先は少なく、就活は難しいんです。

理由は簡単で。

生物系の研究はまだ発展途上ですし、非常にお金がかかります。

つまり経済的なリターンが見込めない上にお金もかかるということです。

もちろん、数多くの大企業が生物系の研究をしています。

しかし、人員の数は少ないのが現状です。

だから生物系の人間も就職がしにくいんです。


一方、化学科はどうなのか?

化学科には就職先の選択肢が沢山あります。

これは職種の幅が広い、選択枝が多いという意味です。

化学科の人間であれば研究やエンジニアとして働けますし、IT、製薬、石油、商社、金融などの業界でも就職先はあります。

なので私のようなやりたいことが決まっていない人は化学科を選択すべきだと思います。

選択肢を増やし、やりたいことができたときに備える。

これまで私がお話ししてきたことですね。

学問としても幅が広い化学

さて、私は先ほどから幅を広く、選択肢を多くと言っていますが、実は学問としても幅が広いのが化学です。

私は大学で20種類以上の化学を学んできました。

その中には物理化学や生物化学なども含まれます。

また、研究室の選択肢も非常に多くありました。

ネズミを扱うほど本格的な生物実験をしている研究室からいろんな池の水質を調べ、研究をする環境系の研究室など・・・・

なので応用化学科に入ったとしても、物理や生物を学ぶことはできるんです。

なので私のように「やりたいことなんて分からん!!」という人には良い学科です。

大学で学ぶうちに自分の興味のあることを見つければいいんですから。


結論ですが、応用化学科は自分の興味を探す猶予がある学科であり、就職にも一番有利な学科です。

だから私は工学部の応用科学科を専攻しました。

最後に

今回の記事は何も他の学科を否定するために書いたわけではありません。

今回、みなさんに伝えたかったのはあくまで僕が今の学科を選んだ理由です。

私は興味ではなく、その先の人生の選択肢の幅で学科を選択いたしました。

しかし、一番良いのは自分の夢をかなえられる学科や学びたい学問がある学科を選択するのがベストです。

まだ考える時間がある人は「何を自分はしたいのか?」「何に興味があるのか?」など自己分析をすることをお勧めします。




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