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小暮真久さんって知ってる?TABLE FOR TWOを産み出した日本に数少ない社会企業家の一人!【尊敬する人】

こんにちは。尊敬する人が沢山いすぎて半分くらい名前を忘れている大人めがねです。

突然ですが、小暮真久さんって聞いた事ありますか?

TABLE FOR TWOというシステムを産み出した日本に数少ない社会企業家の一人です。

今回はこの小暮真久さんがどうしてすごいのか?そしてTABLE FOR TWOというシステムがいかにすばらしいかを語ります!!

経歴

小暮真久さんは1972年生まれ。大学は早稲田大学理工学部に所属し、ここで人工心臓の研究に取り組んでいました。早稲田大学卒業後はオーストラリアのスインバン工学大学で人工心臓の研究を行ってい、1999年、同大学の修士号を取得。その後マッキンゼー・アンド・カンパニー東京支社に入社。その後「人に感謝される仕事がしたい」と考え、TFTプロジェクトに参加。2007年に特定非営利活動法TABLE FOR TWO Internationalを創設。


僕は、理系の大学院を卒業する人の多くはそのまま理系の職(研究者やエンジニアなど)に付くというイメージを持っています。なのでそういったいわゆる王道ルートから外れる人はすごいと思う。というのも、そういう人は大抵、「自分がやりたいこと」「自分がすべきこと」がしっかりと定まっていますからです。
小暮真久さんもその一人です。彼は、今のテクノロジーを駆使して人の命を救うことに魅力を感じ、人工心臓を研究していました。しかし、研究には非常にお金がかかります。そのことを悟った彼は、資金調達のスキルを身につけるためにコンサルタントの世界に入ったそうです。

このように最初、小暮真久さんは資金調達スキルを身につけるためにコンサルタントの世界に入ったそうですが、コンサルタントの世界で働くうちにいつのまにかコンサルタントの世界で成功することが目標になっていました。

ところが三十台半ばで自分は人から感謝される仕事がしたかったんだということを思い出します。そしてその後、アメリカのソーシャルベンチャーを参考に、Table for Twoを思いついたらしいです。

Table For Twoとは?

table for two(TFT)とは、先進国での過剰な食料供給を食料不足に悩む発展途上国へと回るようにする仕組みです。具体的にはTFT対称商品を買うとそのうちのいくらかが発展途上国へと寄付されるという仕組みです。この仕組みのすごいところは先進国側も発展途上国側もwin winな仕組みであるというところです。え?寄付する側にも何かいいことがあるの?と思った人!ええあるんです!
TFT対称商品は非常にヘルシーで健康に良いメニューです。そのため、肥満気味であったり、栄養が偏りがちな先進国の人にとってはとてもうれしいメニューがそろっています。また、何か人の為に行動するととっても心が満たされますよね。つまり、健康的な食事がとれて人の為にもなる、そんな心も体も健康になれるメニューがTFT対象商品なんです。

僕が尊敬するところ

僕が一番すごいと思ったのは、TFTというシステムです。TFTというシステムには寄付される側だけでなく参加する側にも利点があり、win winな関係でいられる。これってすごくないですか?

TFTは説明されれば実に簡単なシステムです。しかし実際にこういうシステムを思いつき、実行することは難しい。特にこの日本では。

例えばこれが何かのグッズであったり、アクセサリーなどの商品でやろうとしていたら恐らく成功していなかったんじゃないかと思います。
例えばあるTシャツを買うとその売り上げのうちの10%が寄付されるとします。Tシャツは何枚も同じものを買ったりはしませんし、人の好みというものがあります。こういうTシャツが成功するのは27時間テレビだけです。しかしTFTで扱っているのは食事です。食事は誰もが毎日必要とします。確かに好みはありますし、毎日同じメニューを頼むことはありません。しかし、学食や社食のメニューにあったらだれもが1度くらいは食べるんじゃないでしょうか?それに付加価値の仕方がすばらしい。先進国にありがちな肥満という問題を取り上げ、TFTではヘルシーで栄養のあるメニューを取り扱っています。女性や健康を考えている男性はTFT対象メニューでなくても健康的なメニューを頼んだりしますよね。そういうところをTFTは的確について社会貢献を果たしているんです。


また、お金の使い道がわかりやすいところも成功の理由だと思います。よく募金って「アジアの貧しい人たちのために」とか「被災地支援のために」という募金がありますがじゃあそのお金はアジアの人たちにどのように使われているのか、被災地のどのような支援に使われているかがわかり難いですよね。だからいまいち募金しているという行為が人の為になっている気がしない。

話しは変わりますが、僕は昔からスーパーのレジの横にある募金箱にお釣りの小銭を入れる人が嫌いでした。嫌いは言いすぎかも知れませんが、あまり好印象ではなかった。というのも頭違うとわかっていても、なんとなくお金を捨てているイメージがあったんです。募金って自分がちゃんと参加しているという意識があんまり無い気がするんですよね。募金したお金がどのように使われているかはっきりとわかりませんし、何より「何かをした」という意識がほとんどありません。だから僕はあんまりお金を寄付したことがありません。
また、よくレジ横の募金箱に小銭を入れる人は「小銭が溜まるの嫌だから」なんて言う人多いですよね?まぁ「人のために募金しているんだ」なんて言う人はいないのはわかっています。でも少しだけその言葉を間に受けてお金を大事にしない人なんだなと無意識に感じちゃいます。本当は違うのにね。

話を戻します。TFTでは「給食」のみにしか集まったお金を使いません。このわかりやすさは「実際に集まったお金が使われているのか」という疑問を解決しますよね。


そして何より、日本でTFTを成功させたのがすごいと思います。まず日本では社会企業家という言葉自体浸透していません。それにNPOという団体の地位は非常に低いです。小暮真久さん曰くよく門前払いをされたそうです。

また、日本人は「社会貢献するなら自己資産でやるべき!」って思っている人が多いです。

【TABLE FOR TWO】うさん臭い業者にすぐ騙されちゃう日本人 - 海外脱出!タイ・バンコク移住生活外こもり実践編

このブロガーの方のように寄付されているお金からちょっとでも運営費をとると批判されてしまいます。だから小暮さんのように社会企業家として成功することが難しい。
しかしTFTは「食事」という商品を我々に提供しています。レストランがメニューに利益を上乗せしても批判は浴びませんよね?だからそういった点でTFTは批判を受け難いと思います。

彼らにも生活があるのです。もしNPO法人に専従にしているならばある程度利益がなければ生活できませんよね?

*もちろんTFTは法律で定められた分でしか運営費をとっていません


こんな風にTFTは日本ではめずらしい新しい形の企業です。おそらくこれからこのような形態の企業はどんどん出てくるでしょう。

そんな企業を産み出した小暮真久さんを僕は尊敬します。


コチラの記事もどうぞ!

naru-toku.hatenablog.com



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