就職活動まで後1ヶ月。就活を控えた理系学生は今、何をすべき!?[就活準備編]
こんにちは。就職支援課おとなめがねです。
就職活動を控えた学生の皆さん、この時期(1~2月)何をすべきかご存知でしょうか?
何をすべきか分からず焦っている学生も多いのではないかと思います。
そこで今回、理系職種を目指す理系学生に向けて今何をすべきか?を記事にしました。
是非参考にしてください。
- 学生時代頑張ったこと4つ言えるようにする
- 就活用の研究概要を作成する
- 就職活動で必要なものを準備しておく
- どんな業界があるのか?どんな職種があるのか?を知っておく。
- 先輩の就職活動の話を聞いておく
- 最低限の用語を学んでおく。
- 最後に
学生時代頑張ったこと4つ言えるようにする
今この記事を読んでいるあなたは「学生時代頑張ったことって何?」と聞かれたとき、いくつのエピソードが言えますか?
研究? サークル? バイト?
ではそれぞれのエピソードについて面接で語ることが出来ますか?
面接では学生時代に頑張ったことを聞かれたとき、必ず、次の順番で話していく必要があります。
- 何を頑張ったのか?
- どんな課題があったのか?
- その課題に対してどう考え、行動したのか?
- 結果はどうだったのか?
今のあなたは研究やサークルの話をちゃんと上記の順序で、1~2分程度にまとめて話すこと出来ますか?
なにも準備をしていないとまず、無理だと思います。
経験上、面接で「学生時代に頑張ったこと」に関するエピソードは最低でも1つ、多いところでは4つ聞かれたことがあります。
*4つ聞かれた企業では最後の方は「もし他に何か頑張ったことがあれば・・・」ぐらいのものでしたが、それが答えられる学生が合格するのでしょうね。
なので最低でも3つ、できれば4つ、「学生時代頑張ったエピソードを準備しましょう。
wordで500字程度の文量で構いません。
就活用の研究概要を作成する
「研究概要なんて研究室の報告会で使った資料があるから余裕でしょ」と考えているあなた。
就活用の研究概要は全く違う物ですよ!!
普通の研究概要(論文)は
- Introduction(緒言)
- Experimental (実験方法)
- Results and discussion (結果&考察)
- conclusion (結論)
ですよね。
しかし、就職活動用の研究概要は違うんです。
就職活動用の研究概要には
- 分かりやすい Introduction(緒言)
- 分かりやすい Experimental (実験方法)
- 分かりやすい Results and discussion (結果&考察)
+何を考えて今の実験をやっているのか?
+現在の課題
+今後、どういった実験をしていくのか?
を盛り込む必要があります。
というのも、面接官は今の実験結果に興味があるわけではなく、あなたの研究する能力に興味があるからです。
そもそも研究する能力ってなんですかね??
研究する能力にも色々ありますが、一番重要なことは「論理性」です。
研究をするときには必ず「実験計画」「実験」「結果の考察」「考察を踏まえた新たな実験計画」というPDCAを繰り返し行います。
この時、得られた実験計画に関して必ずなぜその結果が得られたのか?そこを考え、その仮説を踏まえて新たな研究を行いますよね?
つまり「いかに結果に対して論理的な解釈を行い、かつ論理的なアクションができるか?」これが研究をする能力といえます。
そして面接官はその学生が入社して、しっかりと活躍できるか?そこを見極めようとしています。
なので単純に成果をアピールするような研究概要書ではダメですし、たとえ何も成果が出ていなくても諦める必要はありません。
また、「分かりやすい」という点ですが、面接官の背景が分からない以上、高校生にもわかるレベルで研究概要を書く必要があります。
大学でも仕事でも無機化学ばっかりの人に突然有機化学の話をしても分からないときもありますし、まして化学系の人間に対して生物学の話なんてしたときにはもう嫌になってしまうはずです。
もし、あなたが専門用語満載の研究概要を提出した場合、「この学生は我々に説明する気が無い」「分かりやすく説明する能力が無い」という判断が下され、お祈りされることでしょう。
なのでなるべく専門用語を使わず、なんなら英語も使わずに分かりやすく研究概要を書くようにしましょう。
- 分かり易く書く
- 自分の研究する能力が分かるように書く
ことです。
就職活動で必要なものを準備しておく
就職活動では様々なものが必要になります。
なので就職活動が始まる前までに、しっかりと全て買い揃えておきましょう。
大まかに次のようなものが必要になります。
- 証明写真(データで)
- スーツ&革靴
- 白ワイシャツ(3枚以上)
- ネクタイ
- ビジネスバック
- 大学の名前が入った履歴書+封筒
特に証明写真はしっかりとした場所で撮ってもらうようにし、データを貰っておくようにしましょう。
ネット上でESを提出する機会も増えているので証明写真のデータが無いとESが提出できない企業があります。
また、データがあれば証明写真が無くなった時、コンビニのコピー機で印刷することできます。
これは便利ですよね。
なのでちょっと値段は高くなりますが、証明写真のデータは必ず貰うようにしましょう。
どんな業界があるのか?どんな職種があるのか?を知っておく。
自分の志望業界や志望企業を決めるのは非常に難しいことです。
就職活動中に変わっていくものですし、そもそも自分が何をしたいかなんて分からないものです。
なので無理に志望業界や志望企業を決める必要はありません。
しかし、どんな業界があるのか?その業界は何をやっているのか?くらいは学んでおきましょう。
理系が活躍する業界や職種には分かりにくいものが多々あります。
プラントエンジニアリング業界って何?
クオンツ?PG?MR?
基礎研究と応用研究って何が違うの?
生産技術者とエンジニアは?
理系学生の就職先にはニッチな業界も多く、職種も専門的なものになります。
なので就職活動が本格化する前にどんな業界があって、どんな職種があるのかは知っておきましょう。
先輩の就職活動の話を聞いておく
先輩の就職活動の話は絶対に聞いておきましょう。
就職活動を経験した人にしか知りえない情報というものは多々あります。
○○はリクルーターが付かなきゃ厳しいだとか、○○は1次面接がほとんど質問会だとか・・・
そういった就職活動を経験した先輩達が持っている情報は非常に貴重です。
また、多くの場合、あなたが興味のある企業に、ラボの先輩がESを出していたり、面接を経験していたりする場合が多いです。
つまり先輩方はマイナビやリクナビの情報サイトや面接対策本なんかとはくらべものにならない貴重な情報を持っている可能性が高いんです。
なので先輩から就職活動の話は聞くようにしてください。
出来たら先輩が書いたESなんかも貰うと参考になりますよ。時には反面教師として
最低限の用語を学んでおく。
就職活動が始まると普段は聞かない言葉を聞くようになります。
CSRやOJT、裁量労働制やクレドなどなど
こういった用語は説明会では「皆が知っているもの」という前提で話が進むことが多いです。
なのである程度の用語に関しては事前に把握しておく必要があります。
また、企業の良し悪しを評価する為に、「利益率ってどれくらいがいいのか?」もっと言えば株主資本利益率や総資本利益率ってどの程度が普通なのか?
自己資本比率はどの程度が安全?などなど。
企業を評価する為の数字なんかも学んでおくとより一層深く、企業を理解することが出来、就職活動に役立てることができますよ。
企業の数字のあれこれを見るには四季報がおススメです。
最後に
就職活動は事前準備が非常に重要になってきます。
就職活動の9割は情報戦だといっても過言ではないかもしれません。
なので研究が忙しいとは思いますが、少しずつ就職活動の準備をしていきましょう。
3月から準備をしていては出遅れてしましますよ!!