事業を立ち上げる上で大切なこと
最近、右か左かと言われたら左を選択するおとなめがねです。
さて、最近とあるベンチャー企業でインターンをやって来ました。
インターンの内容としては「新しい事業プランを練ること」
もっと深く言うと、単品通販でwebを利用するという条件の事業のプランニングでした。
理系という全くマーケティングや流通の知識が無い坊やでしたが、なかなか良い経験をさせてもらったと思ってます。
そこで個人的に感じた事業プランを練る際に重要な点を記事にしたいと思います。
*事業を立ち上げたことの無い若造が偉そうに書きます。ご注意ください
ギャップとニーズとウォンツ
事業を立ち上げるとき、考えるべき重要な点は
- どんな課題(理想と現実のギャップ)があるのか
- その課題に対してどんな要求があるのか
- その欲求に対してどんな解決策を提供するのか
の3つの点です。
例えば、モテ無い男子がいたとしましょう。その場合、理想はモテることですよね。でも現実はモテ無い・・・つまりココにギャップ、課題が存在いたします。
そしてそういったギャップがある場合、もてたいという欲求が発生しますよね。コレがニーズです。
そして最後に、このニーズに対しての解決策、今回であればお洒落な服をコーディネートすることですが、コレがウォンツです。
事業というのはお客さんに商品なり、サービスなりを提供することですよね。
つまり、ウォンツを提供するということです。
なのでまず、なぜその事業をやるか?これが最重要ポイントです。
どんな課題があって、あるいはどんな社会的問題があってその事業をやるのか?
どんなニーズに対して事業をやるのか?
自分の事業によって何が解決できるのか?
そこを突き詰めなければ絶対に事業は成功しません。
私はインターン中にある事業プランを練りましたが、期間が短かく、アイデアが出なかったので、「まぁとりあえずコレで計画を練るか」という気持ちでした。
案の定、市場調査を繰り返すうちに「やっぱコレじゃ売れないよな~」という思いがヒシヒシと沸いてきて・・・・結果3年で黒字になるビジョンが見えず、3年間赤字続きの事業プランとなりましたよ笑
という経験からやっぱり事業を立ち上げる上でもっとも大切なのは
どんな事業を何のためにやるか?
これに尽きると思います。
まぁ、資本が沢山あれば色々工夫できそうですが笑
オリジナリティがなければ売れやしない
もし私が「書きやすいノートを売ります!!」って言って事業を立ち上げたらあなたは私のノートを買ってくれますか?
悲しいことですが、おそらく買ってはくれないでしょう。
書きやすいノートなんてありふれています。あえて僕のノートを買う必要ないですよね。
だからあえて僕のノートを買ってくれる理由が必要になります。つまり他企業との差別化、オリジナリティが必要だということです。
例えばノートに書いたものが自動的にデータ化され、パソコンに保存される、そんな機能をもったノートであれば、学生やビジネスマンが買ってくれるかもしれません。
芸能人のローラにデザインをしてもらって売り出せば、ローラ好きなお客さんや、お洒落好きな人が買ってくれるかもしれません。
こういったように何かオリジナリティがなければお客さんは自分の商品を選んではくれません。
なのでオリジナリティというものは事業を立ち上げる上で非常に重要なファクターだと考えます。
誰に売るかを突き詰める
これはオリジナリティを出すことにも役立つのですが、誰に売りたいのか?を徹底的に突き詰めることも大切です。
よくペルソナの設定という言い方をするのですが、自分の事業のターゲットを明確にしましょう。
ターゲットは女性なのか男性なのか?年齢は何歳くらいなのか?仕事は?家庭は?
単にターゲットは女性向けといった漠然な設定では事業プランのポイントが分散してしまい、思うようにプランが練れません。
プランを練りやすくするにはより詳細な設定をもった人物を設定する必要があります。そして何より、このように詳細な設定をすることでプランにオリジナリティが出て、差別化に繋がるのです。
この詳細な設定で成功している事業の一つにドモホルンリンクルがあります。
ドモホルンリンクルは資生堂やSKⅡなど、大手化粧品メーカーがひしめく化粧品業界でターゲットを絞って成功している企業の一つです。
ドモホルンリンクルのターゲットは30代~の女性です。年齢肌のための基礎化粧品というキャッチコピーで有名ですね。
このようにターゲットを絞ることでオリジナルティが出せ、他との差別化を図ることが出来ます。
以上をまとめると、誰に売るかを突き詰めることで
- 事業プランの売りが散逸しない
- 事業プランが練りやすくなる
- オリジナリティが出せる
こういったメリットが出てきます。なので是非、ターゲットはしっかりと設定しましょう。