「やりたいことがわからない」人はどうやって就活すべきか?-
こんにちは。大人で眼鏡なおとなめがねです。
突然ですが、みなさんはどうやって今の仕事を決めましたか?
あるいはどういった仕事をしたいですか?
僕は「自分が何をしたいか?」ということを随分考えて来ました。いまだに明確な答えは見つかっていません。しかし、色々な話を聞いていくうちにやっと何かわかったような気がしています。
そのため、自分の思考整理の為に、そして同じような悩みを抱える人たちの為にこの記事を書きました。
記事のまとめ
- やりたいことを見つけることは難しい
- 自己分析を徹底的にする
- なぜやりたいことがわからないのかを知る
- まずは自分の専門を生かしてみる
- 転職ありきで就職をする
やりたいことを見つけることは難しい
自分のやりたいことを見つけるって非常に難しいことです。私の知り合いに大手保険会社に勤めている人がいます。(勤めていた)もうそろそろ40歳になるかどうかくらいの人です。彼とは久しぶりにお話する機会があったので、色々最近のことを話し合ったのですが、なんとびっくり。会社を辞めていました。彼曰く、
「ずっと今の仕事に疑問を持っていて・・・自分がやるべきことじゃないんじゃないか、自分がやりたいことじゃないんじゃないかってね。だから思い切って会社辞めてみた。」
彼にはものすごい葛藤があったらしく、何年も辛い状態が続いていたそうです。ずっと自分のやりたいことが何なのかはわからないけど、少なくとも今の会社ではないと。会社を辞めた今は自分のやりたいことを模索しており、色々な人に会って話を聞いたり、本を読んだりしているそうです。
こんな風に、15年以上同じ会社に勤めていた人であっても、「自分のやりたいことなんてわからない」こともあるんです。
もっと言えば40歳になっても50歳になってもやりたいことなんてわからない人もいるでしょう。
それくらい自分のやりたいことを見つけることは難しいんです。
だから就活が近くなっても「やりたいことが無い・・・まずい!!」とあせる必要はありません。
いろんな情報に目を配ることは大切です。ですが無理にやりたいことを見つける必要は無い。そもそも、学生って圧倒的に経験と知識が乏しいですよね。だから世の中にどんな仕事があるのか、自分がどういったものに向いているかなんてわからない。
だから何度も言いますがやりたいことが見つからなくても全くあせる必要はない
んです。
ではそういった人たちはどうやって就活をすべきなのか?
自己分析を徹底的にする
まずは自己分析を徹底的にやりましょう。自己分析は就活をやる上で非常に重要なものです。
やりたいことが決まっている、あるいは行きたい会社が決まっている人であっても、必ず自己分析をしています。
であれば、「自分が何をしたいのかわからない」人が自己分析をしないなんてありえないですよね。
自己分析は面接でも必ず役に立ちます。なのでやるときは徹底的にやりましょう。
自己分析のやり方は色々あります。私がやった自己分析の中からいくつかオススメの方法を紹介します。
なぜ自分のやりたいことがわからないかを知る
自分がなぜやりたいことがわからないかを答えられますか?
- 好奇心が旺盛で企業が絞れない人
- 理想が高すぎるひと(プライドが高い)
- 何にも興味がないけど何かしたい人
- 心配症で優柔不断な人
一人一人違う理由があると思います。なのでまずは自分がなぜ、やりたいことがわからないかを分析してみてください。
原因がわからなければ問題は解決しませんし、そもそも原因が人それぞれなんですから解決方法も人によって違うはずです。
就活が始まって焦って決めて失敗・・・そんな風なことにならないためにも、しっかりと分析をしましょう。
優先順位をつけてみる
一番良いのは定時に帰れて給料が高くて、安定した業界で、忙しくなく、ストレスレスな・・・
でもそんな企業も業界もありません。どの業界、どの企業にもいいところと悪いところがあります。だから必ず、何かをあきらめなければなりません。そのためにはまず、優先順位をつけてみましょう。
給料を重要視するのか?福利厚生を重視するのか?ライフスタイルを重視するのか?
この優先順位は自己分析がしっかり出来ていないとつけられません。自分が何を重視する人間なのかをしっかり理解しておきましょう。そして、優先順位が決まったら、その優先順位に従って会社を選んでみましょう。
自分が「海外を飛び回って働く」ことが優先項目であれば、海外に出張する機会の多い業界に絞って業界研究をしてみましょう。「休日をしっかり取りたい」ことが優先項目であれば、完全週休2日や有給消化率なんかに注目して企業を絞ってみましょう。
そうやって自分がもっとも優先すべき項目、それを満たしている会社、あるいは業界から就活をしてみるのも一つの手です。
まずは自分の専門を生かしてみる
もし、自分の専門を生かそうか悩んでいる人は、自分の専門を生かしてみるのも一つの手です。
専門を生かすか悩んでいる人の中には「このまま一生これで働いていくのはちょっと・・・」なんて考えているのではありませんか?
そんな人はワークシフトという本を読んでみるといいかもしれません。
これには、専門性は移り変わっていくということが書かれています。
例えば、自分の専門を生かして研究者になったとしましょう。そして研究者として毎日実験と考察を繰り返し、色々な発見をしていく。50歳になるころには研究部長になり、そのまま定年まで立派に勤め上げる。そういうルートもあるでしょう。
しかし、例えば研究を行っていく中でその専門知識を生かした商品アイデアが次々と浮かんできたとします。それはとても画期的なアイデアで、何とかして実用化したい。今までは研究開発部から商品アイデアを提案することなんか無かったけど、ちょっとやってみようかな?なんて気持ちで提案をしてみたら、その案が採用され、なんと自分が主導でその案を実行していくことに。なんてことにならないとも限りません。そうなると、単純な専門的な知識だけでなく、マネジメントのスキルや経営戦略の知識なんかも必要になりますよね。そうなるとどんどん研究の場からは離れざる終えなくなります。
最初は自分の専門で就職したのに、働くにつれて他の専門にシフトしていく必要が出てくる(連続的専門性)そういう可能性もありますよね。
海外のMBA取得者にエンジニアが多いのもこのような理由だからだそうです。
なので、まずは自分の専門で就職してみてはいかがでしょうか。「その専門で一生働くのはちょっと・・・」なんて心配しなくても大丈夫です。「まずは社会経験と思って働いてみて、その中で生まれた興味や自分の能力が活かせる場所にゆっくりシフトしていけばいいや」と考えると少し心が楽になります。
転職ありきで就職する
世の中には転職ありきで「勉強の為」に就活する人や、とりあえずここで働いてみようという気持ちで就活する人もいます。
例えば、TFTという活動を行っている小暮真久さんは、とりあえずお金の集め方を勉強するためにマッキンゼーに就職したそうです。
また、WIDELENSの代表取締社長CEOである浪方勇希さんは、就活の面接時に「勉強する為に入りたい」ということをしっかり伝え、転職する前提だということを公言して就職したそうです。
このように、最初から転職ありきで就活をしてみるのも一つの手です。自分がやりたいことがわからない・・・なら自分がやりたいことが決まったときにそれが出来るように準備をする、そういう視点で就活をしてみてはいかがでしょうか?
「でもそれが出来ない業種もあるよね?」と思う人もいるでしょう。そしてそれはおおむね正しいです。ですが、思っている以上に手はあります。
例えば「研究者」。一度専門を離れた人がもう一度戻って「研究者をやる」のは大変難しいでしょう。
ですが不可能ではありません。もう一度大学院に通ったり、新しく博士号をとったりすれば、研究者として働ける可能性があります。一度社会経験をしたという強みを活かせば、また違った研究者としてアピールできるでしょう。実際にそういう人もいます。
なので案外「本気で望めば」転職できなそうな業種であっても転職することは可能です。
転職ありきで考えたら少しは就活について気楽に考えられませんか?
なのでこのように考えて就活してみるのも一つの手です。
最後に
今回、色々な就活に対しての考え方を記事にしましたが、他にもいろいろな考え方が沢山あります。自分が時間を忘れて没頭できることが自分に合った仕事であるという「フロー」という考え方なんかも参考になります。
だから焦らず、色々な本やサイトを見て、自分に合った考え方を軸に就活をしてください。是非、みなさんの就活が上手くいくように祈っております。
シェアしていただけると励みになります!!